ツチクジラ漂着

2020年12月9日

12/3 相泊地区周辺においてツチクジラの死骸が漂着しました。

羅臼でツチクジラといえば、2019年にツチクジラより小型のクロツチクジラが新種として発表された事が記憶に新しいですね。
今回は漂着したのは2頭のツチクジラでした。
北太平洋の温帯から寒帯域に生息しておりアカボウクジラ科の中では最大種です。
長いクチバシが特徴的で5 – 20頭の密集した群れを作ります。
羅臼では夏場に多く確認されるクジラです。

複数頭での漂着が確認されることは少ないそうです。 果たしてこの2頭に一体何があったのでしょう。

※注意※ 漂着した海獣類の死骸は、人獣共通感染症に罹患する可能性や周囲にヒグマが餌付いている危険性も考えられます。
もしも発見してもむやみに触れたり、近づいたりしないで下さい。

羅臼自然保護官事務所