10/20 羅臼湖巡視
2020年10月22日
北西の風が吹くことが多くなり、冷たい風を感じる季節となりました。
歩道周辺の木々はすっかり葉を落とし、冬を前に寒々とした景観に変わっていました。
羅臼湖周辺ではすっかり秋色に染まった草本たちの上を冷たい風が吹き抜けていきました。
どことなく寂しいような独特の雰囲気が羅臼湖を覆いています。
知床横断道路は来週から夜間通行規制がはじまる予定です。
一つの区切りを迎える知床半島では各地で冬支度がはじまっています。
羅臼湖でも展望台に設置していた踏み込み防止用のロープを撤去しました。
※ロープは撤去しましたが、周辺の植生に踏み込まないようご注意ください。
4の沼周辺に設置していた携帯トイレブースも撤去しました。
来年度も設置個所の雪解けが確認でき次第、設置する予定です。
※携帯トイレ回収BOXは10月末に回収する予定です。
紅葉が終わり冬支度が進む羅臼湖ですが、この時期ならではの雰囲気、
広がりのある風景を目にすることができます。
知床横断道路が閉じてしまうまで後2週間ほど。
羅臼湖まで足を運ぶことができるのも残りわずかとなってきました。
暖かい飲み物を持って、この季節ならではの雰囲気に覆われた羅臼湖を眺めにいっては如何でしょうか。
※知床横断道路を通るバス(阿寒バス:羅臼ウトロ線)は今年度の運行を終えています。
※羅臼湖には駐車場がありません。知床峠に車両を駐車し、入口まで徒歩(40分程)等で移動する必要があります。
―足元にご注意―
羅臼湖に向かう歩道では足首を越えるぬかるみが多数あります。
ぬかるみを回避しようと歩道周辺の植生を踏みつけないように、
ご利用の際は長靴の着用をお願いいたします。
※長靴は羅臼ビジターセンター、知床自然センターで借りることができます。
※写真では長靴を履き、長靴を覆うようにレインウェアを着ています。
!合わせて羅臼湖ルールもご確認ください!
―積もったり溶けたり―
羅臼岳では初冠雪が確認されてから晴れれば溶け、雲に覆われれば積もるを繰り返しています。
日毎に変わる姿は見ていて飽きません。
羅臼自然保護官事務所 宮奈