10/7 羅臼湖巡視
2020年10月8日
気が付けばもう10月。2020年も残すところ3ヶ月を切りました。
知床半島では日に日に草木が色付きを増してきております。
今は知床峠や羅臼湖入口周辺が見頃を迎えており、赤いナナカマドと黄色いミネカエデやオガラバナが目立ちます。
羅臼湖周辺もすっかり秋の色に染まっております。
目の前にそびえる知西別岳(チニシベツダケ)の山野も彩り豊かになっており、見応え十分です。
羅臼湖歩道ではお決まりの名スポット、3の沼周辺の湿原もすっかり秋の色となり、
陽が差すと暖かい茶色に足元が染まります。
今年は例年に比べて降雪が少なかったため、沼の水が少ない状況が続いておりましたが、
9月に入り台風等の影響で雨が降る日が続き、
冬を前に水を満々と湛える状態になっています。
青色の濃い秋空が沼に映る姿はいつまでも見ていたくなります。
11月のはじめには知床横断道路が長い通行規制に入り、羅臼湖に足を運ぶことがかなわなくなります。
知床最大の湖を見ることができるのも今年も残りわずかとなりました。
冬を前に彩りを増した羅臼湖へと足を運んでみてはいかがでしょうか。
―遠くに一影―
鳥たちが渡りの季節を迎えている今、羅臼湖や周辺の沼でカモたちを見かけることがあります。
そんな鳥たちを狙ってきたのかオジロワシが羅臼湖周辺を飛んでおりました。
写真に小さいシルエットが写り込んでいます。探してみてください!
―どこを向いても秋―
頭上も眼前も足元も彩りが増しています。
様々な視点で秋の彩りを楽しんでみてください。
羅臼自然保護官事務所 宮奈