知床ディスタンス!
2020年9月9日
#ニンゲンもクマも距離感が大切
と銘打って今春から知床の主要観光施設で「知床ディスタンスカード」を配布しているのをご存じでしょうか。
例えば、ヒグマを見つけたら50m以上、エゾシカとは30m以上の距離を取ってほしいと私たちは考えています。
とはいえ、実際にヒグマに出遭った時、50mという距離感が瞬時に、的確にわかる方はそんなに多くはないでしょう。
そんな時、このディスタンスカードを使えば「人と野生動物との適切かつ十分な距離」のめやすがわかります。使い方はいたって簡単。腕を伸ばしてカードを持ち、対象となる野生動物にカードをかざして窓枠の中に完全に入る距離まで後退するだけ。
観光で知床を訪れる方も、知床に住んでいる子供達も、野生動物と距離を取らなければならないのは同じです。
先日、羅臼町内小学校の夏休みを利用して『プラバンで「野生動物との♯距離感大切キーホルダー」を作ろう』という観察会を実施しました。
なぜ野生動物と適正な距離を取らねばならないのか、そしてカードの使い方を説明したら製作スタート!
プラバンに自分の好きなイラストを描いて、
オーブントースターで加熱すればみるみるうちに縮んでいきます。
カラフルな距離感大切キーホルダー!金具を付けて完成!
9月19日(土)~22日(火)は斜里町ウトロ地区の「道の駅うとろ・シリエトク」にて知床ディスタンスキャンペーンイベントを実施します。
イベントではこの「距離感大切キーホルダー」を作るワークショップも開催予定!
期間中に知床に来られる方はぜひこのワークショップに参加して、自分だけのキーホルダーを作ってみてはいかがでしょうか。
知床財団 江口