8/25 羅臼湖巡視
2020年9月2日
あっという間に季節が過ぎ去り、8月も終わりを迎えようとしています。
羅臼湖周辺の湿地帯が少しずつ黄色く染まってきています。
知床半島は早くも秋の姿へと変わってきています。
お花の季節はそろそろ終わりを迎え、今度は実りの季節がやってきます。
葉っぱの下で花を咲かせていることが多く、気にしていないと通り過ぎてしまうイワツツジが大きな赤い実をつけていました。
よく目にしていたゴゼンタチバナも白い花を落とし、赤い小さな実をつけていました。
もうすでに幾つか実がなくなっていたところを見ると誰かがつまんでいったのかもしれません。
赤い光沢のある実を幾つも垂れ下げていたのはオオバタケシマラン。
花はとっても地味ですが、実はかなり目立ちますね。
※私は好きですが花は本当に地味です。ぜひ調べてみてください。
笹藪の中ではご存じコケモモも赤い実を成らせていました。
ソフトクリームにコケモモ味があったと思いますが、あれだけの味を出すのに幾つの実が必要なのでしょうか。
ルリイトトンボやアオイトトンボ類が次第に姿を消し、
10月頃まで姿を見せるムツアカネがよく目につくようになった羅臼湖。
秋へと進むその姿を豊かな実りととともに眺めてみては如何でしょうか。
―羅臼湖維持管理作業―
羅臼湖周辺の歩道は羅臼町をはじめとする関係団体で毎年整備しています。
これからも安全に心地よく羅臼湖まで歩いていけるように整備を続けていきますので、
皆さんのご協力をお願いいたします。
※羅臼湖をご利用される方はこちらをご確認ください。
羅臼自然保護官事務所