6/16 熊越の滝の状況
2020年7月1日
遊歩道を歩くと心地よい色彩と音に包まれる。
緑の美しい季節がやってきました。
熊越の滝遊歩道を賑わす鳴き声の主。エゾハルゼミです。
羅臼の夏は短く、霧がかかり気温も低くなる日が多く、せっかく羽化しても
元気に鳴き声を響かせられる日は少ないでしょう。
知床半島では大型の生き物が注目されることも多いのですが、
大型の生き物を支えるのは小さな生き物たちの存在です。
小さな生き物たちの姿にもぜひ、注目してみてください。
新緑に映えるピンク色。ハウチワカエデの翼果です。
秋になるとプロペラのように風を掴み飛んでゆきます。
植物によっての形状の違いを観察してみるのも面白いかもしれません。
水の中にも緑が茂っていました。バイカモです。
いくつか花を咲かせていました。これから見頃を迎えます。
駆け足で進みゆく季節に置いて行かれないようにしっかりと観察していきたいと思います。
!遊歩道の一部立入禁止!
遊歩道上の一部において土砂崩れが発生し、今後も崩落の恐れがあることから滝見台から熊越えの滝までの立ち入りを禁止となっております。
ご不便をおかけいたしますが、ご協力お願いいたします。
最後の一枚は巡視中の様子です。このように巡視記録やブログ用の写真を撮影しています。
緑の輝き花々が咲く季節、アクティブレンジャーも生き生きと活動中!
羅臼自然保護官事務所 高林