5/26 羅臼湖の状況

2020年6月2日

暖かくなり急激に雪解けが進む知床半島。羅臼湖周辺も日を追う毎に景色が変わっていっています。

4月には雪に覆われていた沼たちも次々と顔を出してきています。
2の沼もその姿をはっきりと見られるようになりました。

しかし、入口周辺はまだ雪に覆われています。目印となる看板は出ていますが、
歩道は露出していませんので注意が必要です。

まだ広く歩道が雪に覆われているところがあるため、霧等で視界が悪くなると迷い込みや遭難の危険もあります。
羅臼湖周辺は今、残雪期の山岳地帯であることを忘れないでいただければと思います。

変化に富む残雪期の羅臼湖周辺はとても魅力的な場所です。しかし、常に危険があることを忘れず、
ご利用になられる際は羅臼ビジターセンター等の現地施設で情報を収集してから足を運んでいただければと思います。


!足元注意!

雪解けの水が流れ込み、歩道に水が満ちている箇所が多数ありました。
ご利用の際は長靴を履いて登山道の脇や周辺を踏むことなくご利用いただければと思います。

※羅臼湖の利用を予定されている方は羅臼湖ルールをご確認いただいてから足を運んでいただければと思います。

ご協力よろしくお願いいたします。


巡視中に見られた生きもの(植物は開花しているもののみ記載しています。)
植 物:ワタスゲ
鳥 類:オオジシギ、ツツドリ、ウグイス、アオジ
哺乳類:エゾシカ(糞)

ワタスゲがそこかしこで花を咲かせておりました。

チシマザクラはまだつぼみでした。
6月中には咲いてくると思います。

羅臼自然保護官事務所 宮奈