融雪

2020年5月9日

***新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が延長されたことを受け、
知床羅臼ビジターセンターは5月15日(金曜日)まで臨時休館しています。***

5月になっても積雪や路面凍結の恐れで通行止めとなる知床横断道路。

この道のわきにぽつんと「羅臼湖入口」があります。
雪が融けると看板も見えるのですが

5月6日、高さ2mほどの看板は、未だ頭の部分しか見えていません。
気付かず通り過ぎてしまいそうですね。

さて、この様子では夏のルートを辿るのは困難。積雪を利用して進みます。

1週間前には積雪下であった4つの沼の看板は、すべて出ていました。

木道はほとんど出ておらず。
いちばん長くてこの十数メートル。

残雪期はハイマツにルートを阻まれたり、ホワイトアウトして霧に覆われ位置を見失うなど、リスクが高く
安易にルートを外すため地形図、GPS等は必須。

現在は不要不急の外出自粛や横断道路時間規制がありますが
羅臼湖の木道状況や環境の確認を定期的に実施しています。

情報は随時このブログで紹介いたします。

夏にはルートはドロだらけ、ヒグマの痕跡も頻繁に見かけるまさに「山の中」の羅臼湖。
出発する前に羅臼湖ルールを読んで準備、ビジターセンターへ立ち寄って、
登山道やヒグマの出没状況の確認、クマスプレーと長靴のレンタルをお忘れなく!

みなさんに気持ちよくお越しいただけるよう当センターもしっかりと開館に備えてお待ちしています!

知床財団イナバ