【ヒグマ注意】知床岬方面へのトレッキング等の利用自粛要請について

2020年4月14日

4月12日、知床岬へ向かう海岸線(赤岩周辺)において、シーカヤッカーがヒグマに追い回される事例が報告されました。このヒグマについては今後継続して調査を行う予定ですが、人間へのストーキング行為が懸念されるため、当面の知床岬方面へのトレッキング等の利用自粛を強く要請いたします。

【概要】

4月12日にカヤッカーがテント設営で上陸したところ、50m程度離れた距離からヒグマが走って接近した。カヤッカーは近くの番屋裏に退避したがヒグマは接近を続け、調理中の食料は物色せず、カヤッカーをつきまとう行動をとった。カヤッカーは至近距離(3m)まで近づいた時点でクマスプレーを噴射。ヒグマの顔に命中したため追跡行動は止まり、当該個体は山へ移動した。

【今後の対応】

当面は知床岬方面へのトレッキング等の利用自粛を要請。
当該個体については、海況が整い次第、船舶等による調査を行う予定。

【本件の問い合わせ先】

羅臼町産業創生課 (0153-87-2128)

適宜状況はお知らせする予定ですが、潜在的に、知床半島先端部への利用は、滑落・落石・ヒグマとの遭遇等のハイリスクの環境下での利用となります。
自粛要請の解除が行われた場合でも安全を保証するものではないことにご留意ください。

周辺を利用する際は必ずルサフィールドハウスまたは羅臼ビジターセンターにおいて最新の情報を入手し、細心の注意を払うようお願いいたします。