ここにも近付く春の声

2020年3月27日

本州ではサクラ開花の声が次々とあがるようになり、北海道でもフクジュソウやアキタブキといった春一番の植物が花を咲かせるようになりました。
知床・羅臼でも長い長い冬が終わろうとしています。

バッコヤナギの花芽が開きはじめ、白い軟毛が顔を見せ始めていました。

雪融けが早い河川際ではすでに沢山のアキタブキの花を目にするようになりました。
すぐに河川を覆うほどの葉を茂らせることでしょう。

ダケカンバをはじめカバノキ科の植物の花序が膨れ、枝も垂れ下がってきました。
花粉症をお持ちの方にとってはおそれていたことかもしれませんが、
これから沢山の花粉がまかれることでしょう。

雪が少なかった今年の知床・羅臼はちょっと早く春が来ているように感じます。
毎年春に足を運んでいる場所があれば、気持ち早めに足を運ぶことをお勧めします。


-ヒグマ活動中-

まだ雪が残る山野を歩いていると大きな踏み跡を見付けました。
大きなあの方たちが長い穴蔵生活を終えたようです。
山野をご利用になられる際はお気を付けください。

羅臼自然保護官事務所 宮奈