冷たい雨の後に
2020年2月3日
全国的に雪の少ない今年の冬。知床半島もいつもより雪の少ない冬となっております。
先週は大雪注意報が出ましたが、気温が0℃程度と高く、標高の低いところでは冷たい雨が降る程度でした。
そんな季節外れの雨上がりにお散歩へ出かけると、こんなものが見られました。
ミズナラの枝が氷で覆われています。
ハウチワカエデの枝もご覧の通り。これは「雨氷※」という現象です。
※0℃以下になっても凍らない状態にあった雨がものに付いて凍り、ものが透明な氷で覆われる現象。
例年、寒く乾燥した冬を迎えるこの時期には珍しい現象といったところでしょうか。
ちょっとおかしい天気の日にはちょっと珍しい現象が見られるものですね。
※風が強いところでは片側だけ氷に覆われているトドマツを見つけました。
日々何かが起きているこの世界。
雪が少ないのもまた一興と思い、日々の散策に励みたいと思う今日この頃です。
暖かい日が続いたためか、日当たりの良いところに生えていたバッコヤナギの冬芽から綿毛が少し顔を見せておりました。
羅臼自然保護官事務所 宮奈