10月18日【熊越の滝】自然情報
2019年10月25日
台風が過ぎ去ってから急に冷え込むようになった道東。
知床連山にかかっていた雲がとれると山頂周辺が白く染まっていることが多くなってきました。
冷え込むようになってから熊越の滝周辺の木々も色付きが濃くなってきました。
※情報が1週間前のものになりますので、現在はもう少し葉が落ちた状況と思われます。
葉が赤く色鮮やかに染まるハウチワカエデ。
葉緑体内にあるクロロフィルが分解され黄色く見えるようになった葉の縁が赤く染まりはじめておりました。
秋、冬を前にあらゆる動物の腹を満たすドングリを成らす植物の1種ミズナラも黄色く色付いてきております。
黄色く見えるのはカロテノイドを含んでいるため。
そのうちカロテノイドも分解されて茶褐色に染まっていきます。
一足早く葉が染まるオオカメノキ。
カエデよりも黒ずんだ赤色になる葉は裏から見るとクラシカルな雰囲気を味わうことができます。
11月ともなるともう冬1歩手前。
まだ木々が葉を残すうちに、山野を歩かれておくことをおすすめいたします。
確認した生物は以下の通りです。
哺乳類:エゾシカ(糞)
鳥 類:コゲラ、ハシブトガラ、ミヤマカケス
羅臼自然保護官事務所 宮奈