9月11日【熊越の滝】自然情報

2019年9月15日

8月中旬に長雨があり、ひんやりしてきたと思ったら今度は残暑、と思っていたら再びひんやりした日々が訪れた知床・羅臼。
ちょっと体が追いついてきていないのを感じます。

足下には鮮やかに紅く染まった葉っぱが1枚。
秋は1歩1歩足を進めております。

低木の葉も落ち始め、足下が見やすくなってくると濃い緑色をしたマンネンスギの姿が目につきやすくなりました。

他にもマンネンスギと同じヒカゲノカズラ科のトウゲシバがコケの上に顔を出しておりました。

樹上も日が差すようになり、見えてきたのがこちらもヒカゲノカズラ科、ヒメスギランです。
花の季節は終わってきましたが、その分普段目に入りにくいものに気付きやすくなるこの季節。
秋を楽しみながらいつもと違う生きものに目を向けてみては如何でしょうか。

確認した生物は以下の通りです(植物は開花している種のみ記載しています)。
植物:ミゾソバ、ハンゴンソウ、ヨツバヒヨドリ、ミミコウモリ
鳥獣:アカゲラ、ゴジュウカラ、ヤマセミ、カワガラス

羅臼自然保護官事務所 宮奈