おかえりなさい

2019年9月13日

羅臼町内の河川にカラフトマスやシロザケが遡上しています。
彼らは春に河川で孵化した後に海へ下り、徐々に日本近海を離れ、北太平洋へと向かいます。
約2年間を大海原で過ごすと、『母川回帰性』という習性により、自分の産まれた川へ戻ります。
遡上したさけ・ます類はヒグマにとって御馳走です。
産卵した卵もオショロコマなどの餌となり、産卵後の死体は水生昆虫の餌になります。
さけ・ます類は、多くの生き物に海の栄養を届けてくれる、重要な存在です。

知床財団 上村