8/27 羅臼湖の状況
2019年8月29日
長雨の後の青空はいつも以上に開放感を与えてくれるものですね。
お盆を過ぎてからすぐ1週間ほど降り続けた雨。
降り終わると外には冷涼な風が吹き始め、残暑を通り越して秋が呼ばれてきたようです。
足下ではツルコケモモが実を成らしており、冬への準備が進んでいます。
花があまり目立たないヒメタケシマランは大きな赤い実を成らしています。
タカネナナカマドの実も赤さを増しておりました。
冬には欠かせない鳥たちの食べものとなることでしょう。
知床横断道路沿いの樹木も薄らと色付いてきております。
夏が終われば短い秋、そして長い冬へと突入していきます。
まだ日の暖かい内に知床を歩き回ることをお勧めします。
確認した生物は以下の通りです(植物は開花している種のみ記載しています)。
植物1:ウメバチソウ、ハイオトギリ、ナガボノシロワレモコウ、ゴゼンタチバナ
植物2:エゾオヤマリンドウ、ツルリンドウ、サワギキョウ、アキノキリンソウ高山型、ミミコウモリ
植物3:シラネニンジン、ミヤマセンキュウ
昆 虫:オオルリボシヤンマ、ムツアカネ
哺乳類:エゾシカ(足跡)
鳥 類:ノスリ、アオジ、ヒガラ、ハシブトガラス
羅臼自然保護官事務所 宮奈