【要確認】8/14 羅臼湖の状況

2019年8月14日

盆です!
お盆休みに縁のない私に取って開放感等は湧き上がりませんが、沢山の利用者で活気だっている知床を見るのは面白いです。

知床最大の面積を誇る羅臼湖へも沢山の方が足を運んでおりました。
知床峠ではバスを待つ姿が頻繁に見られます。

いつも静けさ漂う羅臼湖と周辺の湖沼群ですが、この日は活気に満ちておりました。
(それでも知床五湖よりは静寂さが漂っております。)
(上記写真は3の沼です。)

沢山の方が利用し、知床で何かを感じていただけるのは嬉しいことなのですが、 活気に満ちた時期にはルールを逸脱した様子を目にすることが多いです。
(泥濘化した遊歩道の多い羅臼湖遊歩道では長靴の着用をお願いしています。)

羅臼湖は過去にあった様々な利用状況を踏まえて、今ある自然をより良い形で残していくために「羅臼湖ルール」が決められています。
利用の際は是非、ご一読いただくと共に、ご協力お願いいたします。

確認した生物は以下の通りです(植物は開花している種のみ記載しています)。
植物1:コイチヨウラン、エゾリンドウ、ツルリンドウ、ウメバチソウ、サワギキョウ
植物2:ハイオトギリ、ナガボノシロワレモコウ、エゾゴマナ、ミミコウモリ
植物3:ミヤマセンキュウ、シラネニンジン
昆 虫:アオイトトンボ類、オオルリボシヤンマ、ムツアカネ
哺乳類:ヒグマ(食痕)、エゾシカ(足跡)
鳥 類:アオバト、アマツバメ、モズ、アオジ、ヒガラ

何故長靴が必要なのかはこの写真を見ていただければ理解していただけると思います。
融雪期は常にこのような状況で、夏季も雨が降った後数日は足場の悪い状況が続きます。

羅臼自然保護官事務所 宮奈