7月11日の羅臼湖
2019年7月15日
7月11日(木)に、行政や民間団体らが協働で行う羅臼湖歩道維持管理作業が実施されました。
この日は、羅臼湖歩道入り口から、終点の羅臼湖間のササやハイマツが濃い箇所を中心に草刈りしました。
毎年草刈りをしなければ、歩道がササやハイマツに侵食されます。
知床の自然の生命力は、私たちの想像以上にパワフルです。
羅臼湖歩道入り口から二の沼間ではヤブ蚊が多く、何ヶ所か刺されてしまいました。
このような場合、ハッカスプレーなどが効果的です。
写真は 羅臼湖歩道入り口から、 二の沼間に設置されている目梨望遥台案内看板です。
案内看板から目梨望遥台までは、約10分程度の登りです。
登りのラストは、張り出したハイマツの上を、バランスを取りながら進んでいきます。
この日は、雄大な羅臼岳と雲海を望めました。
雲がない時は、羅臼の町と海、そして国後島が望めます。
この日、羅臼の市街地は曇りでしたが、羅臼湖から知床峠にかけては快晴で無風、三の沼では素晴らしい逆さ羅臼岳を望めました(当ホームページのTOP画像と同じ場所です)。
四の沼から五の沼間の歩道の一部で洗堀が進んでいる箇所があり、植生保護ロープが設置されています。
ロープが設置されている箇所は避けて通行していただくようお願いします。
この日に観察できた開花植物は、チングルマ、エゾコザクラ、エゾカンゾウ、ヒオウギアヤメ、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、ツマトリソウ、イワツツジでした。
ワタスゲは白くて綺麗な綿毛となっています。
羅臼湖トレッキングを計画されている方は、羅臼湖ルールを事前にご確認ください。
羅臼ビジターセンターでは長靴とクマスプレーのレンタルも行っておりますので、是非ご利用ください。
〇長靴・・・1日¥500(出発当日のみレンタル可)
〇クマスプレー・・・1日¥1,000
知床財団 上村