6月5日【熊越の滝】自然情報
2019年6月18日
白い気配はいったいどこへやら。気が付くと緑に包まれる季節がやってきておりました。
山でも雪融けが進み、熊越の滝も1年で1番流量の多い時期を迎えております。
遠くから見ていても水しぶきが飛んでくるほどです。
桜も終わり、今は足下に咲く花を探すのが楽しい季節。
この茶色いツボの様な形をしたのはオクエゾサイシンの花。
地面すれすれに花を咲かせるので、そっと葉っぱをめくりながら探してみてください。
こちらの小さな白い花を咲かせているのはエゾノヨツバムグラ。
周辺には、葉が6から10枚輪のようについているクルマバソウやオククルマムグラと
似ている花を咲かせる植物が生えているので、見間違えないようにご注意ください。
遊歩道を歩かれた方はお気づきになったでしょうか。
こちらチシマザサの花です。
目にする機会は中々ないと思いますので、是非探してみてください。
確認した生物については下記の通りです(植物は開花しているもののみ記載)。
植 物:ミヤマキシノブ、エゾノリュウキンカ、バッコヤナギ、エゾエンゴサク、ミヤマハンノキ、アキタブキ
昆 虫:コヒオドシ
鳥 類:イソシギ、コゲラ、アカハラ、ヒガラ、ハシブトガラ、アオジ
両生類:エゾシカ
羅臼自然保護官事務所 宮奈