自然の産物

2019年3月13日

調査中の海岸を歩いていると、流氷がゴロゴロと転がっている場所がありました。今年の冬に人生で初めて流氷を見た私にとって、それはまだまだ未知の物体です。近づいてのぞいてみると・・・。

形が何かに似ています。うーん・・・教科書で見たような。

それは、葛飾北斎が描いた富岳三十六景の一つ、かの有名な神奈川沖浪裏にそっくりだったのです。
時代や場所が違っても、自然の作り出すものに感動する心は同じなのだと嬉しくなりました。
流氷ともお別れの季節が近づいてきました。会者定離という四字熟語があるように、出会いがあれば必ず別れる時がきます。
人との出会いはもちろん、自然の中での出会いも大切にしていきたいとしみじみ感じました。

調査中に全く別のことを考えて上の空になっていると危ないかもしれませんね。
これからも調査やお仕事を頑張っていきたいと思います。

知床財団インターン 川端