冬空を昇る
2019年3月1日
ビジターセンターの裏から見える羅臼岳。
白くまばゆいその姿を背になにやら大きな影が青空の中旋回しておりました。
気が付けばビジターセンターの真上でも大きな影が旋回中。
上昇気流をとらえ螺旋を描きながら上昇していくのはオジロワシでした。
その後も一羽が過ぎればまた1羽とオオワシ、オジロワシがビジターセンター上空を
羅臼岳の方へ通過していきました。
渡りの時期を迎えたのでしょう。
周辺の木々の上にも風待ちなのでしょうか海ワシたちの姿が見られます。
今日の風向きを見ると9時頃から南東の風が吹いています。
オホーツク海側に移動するには良い日なのでしょう。
ビジターセンター経由ということは知床峠を越えていくのでしょうか。
冬の訪れを告げる海ワシたちが去りはじめ、春が近付いたことを実感します。
羅臼自然保護官事務所 宮奈