8月13日【熊越の滝】自然情報
2018年8月13日
8月、夏真っ盛りとなってまいりました。いつも涼しい羅臼でも気温が上がり、熊越の滝周辺ではチョウたちが舞乱れておりました。
一番良く見られたのがこのミドリヒョウモン。ヨツバヒヨドリの花の周辺に沢山おりました。
写真は交尾中のペアです。左がオスで、右がメス。オスの前翅に4本の黒くて太い目立つ横筋(性標)が入っているのが特徴。
よく見ると小さなチョウもおりました。こちらはキバネセセリ。
北海道全域で確認されているので、皆さんの周りでも探して見てください。
チョウ以外の昆虫も元気に動き回っておりました。ヨツバヒヨドリの茎につかまっているのはミカドフキバッタ。成虫になっても何故か翅が大きくなりません。少し草をかき分けると見付けられると思います。
すでにアオダモが実をつけはじめており、秋の準備が着々と進んでおりました。
今しかない短い知床の夏を満喫しにきてください。
巡視中に確認した生きものです(植物は開花しているもののもみ記載)。
- 植物:ハンゴンソウ、ミヤマタニタデ、イヌタデ、ヨツウバヒヨドリ、 ミミコウモリ、エゾミズタマソウ、アカソ、コバノイラクサ、ウツボグサ、ミミナグサ、オククルマグラ、イワアカバナ、キツリフネ、ミゾホオズキ、ミヤマセンキュウ、ヤマクルマバナ
- 昆虫類:オオシオカラトンボ、コエゾゼミ、マルガタハナカミキリ、ミドリヒョウモン、モンシロチョウ、キバネセセリ、オオヒラタシデムシ、ミカドフキバッタ
- 鳥類:アオジ
- 外来種:シロツメクサ、フランスギク、クレソン、ヒメジョオン