7/10 羅臼湖の状況【注意】

2018年7月13日

7月に入り、羅臼湖もシーズンを迎えております。
7月初旬は雨の日が多く、歩道がぬかるみになっている箇所がありますので通行の際はご注意ください。
※羅臼ビジターセンターでは長靴の貸出しを行っています。

サトキマダラヒカゲとコチャバネセセリ(前者は写真中央大型のチョウ、後者は写真右端小型のチョウ。
どちらも幼虫の食草がササ。)を多く見かけました。羅臼湖周辺も暖かくなり、昆虫も活動を活発にしております。
キタキツネの糞に栄養を求めてチョウや(おそらく)クロバエ科の一種が集まっておりました。

チシマウスバスミレなど、夏の羅臼湖を彩る花々も咲き始めております。
羅臼湖周辺では綿を付けたワタスゲが沢山見られるようになり、4の沼の周辺ではツルコケモモがひっそりと咲いております。
知床の短い夏を静かな羅臼湖で花々に囲まれながら過ごしてみては如何でしょう。

【!注意!】

最近、知床横断道路において頻繁にヒグマが目撃されております。
知床峠から羅臼湖入口に向かって歩いて向かわれる際には特に注意してください。
ヒグマを目撃した際は無理な行動は決して取らず、引き返すことを必ず選択肢の一つとしてご検討ください。
※羅臼ビジターセンターではクマスプレーの貸出しを行っています。

確認した生きもの(植物は開花または胞子を付けているもののみ記載しています。)

羅臼自然保護官事務所 宮奈