頑張るオオセグロカモメたち(自然情報UP)
2018年3月11日
お昼休憩中に羅臼ビジターセンター周辺を歩いていると、屋根の上に一羽のオオセグロカモメを発見しました。
しばらく見ていたら、「ビャービャー!」と大声をあげながら、もう一羽のカモメもやってきました。
“つがい”のようです。
この”つがい”、なんとなく強気なので「アッ、すみません。」とこちらが謙遜をしてしまいました。
近くの建物の屋根にも目を向けると、2つがい+1羽。合計5羽のカモメがいました。
冬の間は集団で過ごしていたカモメ達ですが、例年3月頃になるとそれぞれのパートナーと供に、営巣に適した場所を探します。
営巣に適した場所だとカモメが判断したら、間もなく巣作りを始めます。
本来は、海岸に面した岩棚や岩礁などに集団で営巣するのですが、羅臼町内ではその他にも建物の屋根の上で営巣するカモメがたくさんいます。
その為、車や建物を糞で汚したり、騒音の原因となったり、害鳥として扱われることもあります。
害鳥として扱われることもありますが、その仕草をよく観察すると非常にユーモラスです。
親鳥同士がけん制し合う様子や、つがいの仲睦まじいやり取り、夏ごろに孵化する愛くるしい雛の様子など、巣作りから巣立ちまでを観察してみると、面白いかもしれません。
地域おこし上村