美しき紅葉(自然情報UP)

2017年10月10日

ビジターセンター周辺では、朱色に染まる紅葉の季節となりました。

紅葉する山々を見て、美しいと思う感情が自然と湧き、それと同時に、一つの疑問が頭をよぎりました。
なぜ紅葉を見ると美しいと思うのでしょうか。
私は、青葉を見てもあまり美しいとは思いませんが、なぜか紅葉を見ると美しいと思ってしまいます。
今から約1000年前の人、紀貫之は「見る人も無くて散りぬる奥山の紅葉は夜の錦なりけり」と歌いました。
紅葉を美しいと思っているからこそ歌われた和歌だと思います。
昔から変わらぬ価値観なのか遺伝子に記憶された感情なのか分かりませんが、この先もこの美しい紅葉を後世へ残していきたいと思います。

知床財団 村上