5月9日【熊越の滝】自然情報

2017年5月11日

知床横断道路も開通し、知床に訪れる方が増えてまいりました!
雪も溶け、熊越の滝にも足を運びやすい季節を迎えております。

遊歩道の様子

※まだ雪が残っている、足元が濡れている箇所があります。長靴着用がオススメです!

今回は今見られる春の花々をご紹介します!

まずはこちら。みなさんご存じエゾエンゴサクです。北海道では身近なお花ですが、この花が4枚の花びらからできていることはご存知でしょうか?
後ろに細長く伸びているのは一番上の花びらなのです!知らなかった方は花が枯れる前にご確認ください!

つづきましてはこちら。エゾノリュウキンカです。
水辺でひときわ目立つ美しい花です。リュウキンカは漢字で「立金花」と書きます。茎が立って金色の花を咲かせるからだそうです。見た目そのままですね。
※生き物の名前は特徴や見え方をそのままつけたものがかなりあります。

最後にご紹介するのはこちら。
ネコノメソウ(写真はチシマネコノメソウ)です。なんと花びらはありません。苞葉と呼ばれる葉っぱに包まれた花を咲かせます。水辺などの湿ったところに茎をひょろっと出して生えていますので、探してみてください!
※なぜネコノメ(猫の目)が名前につくかというと…、果実ができたときに観察してみてください!

すぐに新緑を味わう季節を迎えます。のんびりと熊越の滝に足を運んでみてはいかがでしょうか。

羅臼自然保護官事務所 宮奈