珍客さんいらっしゃい!自然情報UP
2016年10月5日
先日、昼過ぎの眠気と闘いながら事務所内でパソコン作業をしているとスタッフの驚いた声が聞こえてきました。
何があったのかと見に行くと・・・?
館内に1匹のヘビが!!
体長30cm程、今年生まれの幼蛇がどこからか入り込んだようです。
北海道にいるヘビはシマヘビ、アオダイショウ、ジムグリ、シロマダラ、マムシの5種。
今回、羅臼ビジターセンターに来館したのはアオダイショウでした。
アオダイショウの幼蛇は成蛇と模様が異なり、むしろマムシと似ているため間違われることもしばしば。毒を持っていないため、毒蛇であるマムシに擬態することで外敵から逃れているという説があります。
顔のアップ。
主観ですが、マムシより全体的にスリムで目つきも優しく感じます。
※ヘビは鋭い牙があり、毒を持つ種もいるため不用意に触るのは大変危険です。
野外で見かけた場合は遠くから眺めるだけにして下さい。
撮影後は近くの草地に放してきました。
もうすぐ、このヘビにとっても初めての冬が到来します。
去年は雪が少なかったですが、今年の冬はどうなるのでしょうか。
知床財団 小川