羅臼の秋を探しにいこう!(自然情報UP)
2016年9月23日
北海道の短い短い夏も終わりです。
朝晩のぐっと冷え込んだ空気が、長く厳しい冬の気配が秋の足音と一緒にやってきたなと感じさせる今日この頃です。
さて、先日の21日にカラフトマス及びシロザケの遡上確認を行いました。
8月中旬からここ知床に遡上するカラフトマス。
9月初めの川一面がカラフトマスで埋め尽くされていた頃より少し落ち着いてきたかなと印象を受けました。
それでも、ルサフィールドハウスの脇を流れるルサ川ではまだこんなにもたくさんの魚影が!
こちらは水中で撮った写真!
カラフトマスは背中やヒレの黒い斑点が特徴です。
カラフトマスの大群に交じって1匹だけシロザケを発見!
一般的にサケ、秋鮭とも言われるシロザケ。
「時不知(ときしらず)」や「目近(めじか)」、「鮭児(けいじ)」など獲れた時期や産卵の時期によってたくさんの呼び名があります。
ここ知床では、10月頃から遡上するシロザケをちらほらと見ることが出来ます。
秋の代名詞のようなマスとサケですが、私は、マスが夏の終わりを、サケが冬の始まりを知らせてくれているような感じがします。
ここ羅臼に来たからには、みなさんもぜひ実際に見て、食べて、マスやサケといった旬のおいしいものを存分に堪能して、そして、たまには六感も働かせて(?)知床の雄大な自然を感じてみてはどうでしょうか!
知床財団 インターン 渡部