9月8日~9日【知床連山自然情報】
2015年9月10日
みなさんこんにちは
さる9月8日から9日まで1泊2日で知床連山縦走路※の巡視を行いました。
縦走路上では高山植物の開花が終わりつつありますが、紅葉が始まっており青と赤のコントラストが目を楽しませてくれます。
(写真左上から時計回りにエゾオヤマノリンドウ、クロウスゴの実、ナガバキタアザミ、コケモモの実とシラタマノキの紅葉)
昆虫たちも見られました。左上のバッタ以外は水生の昆虫です。
見た目は何もいなそうな二ツ池ですが、多くの水生生物が生息しています。
(写真左上から時計回りにダイセツタカネフキバッタ、ラウスナガケシゲンゴロウ、ミズムシ亜成虫、カクツツトビケラのなかま)
ヒグマも確認しました。
上の写真はカムイワッカ湯の滝付近でこの周辺は例年ヒグマの目撃が多いです。
下の写真はミクリ沼周辺で3頭の子連れです。
最近、縦走者より三ツ峰から知円別間で親子熊を目撃したとの情報が複数よせられています。
二ツ池では日没直前に羅臼の空を反射したピンクの池が現れました。
縦走路上は現在、秋の風が吹いております。
また日没前から日没後は冷え込みが厳しくなってきました。
※現在縦走路上の水場は第一火口の雪渓を残すのみとなりました。
環境省 羅臼自然保護官事務所 高橋