羅臼岳の道中

2015年7月20日

7/15(水)に羅臼岳に行ってきました。
コースは、羅臼温泉登山道です。コースタイムは6時間半と長めですが、一つの道で森・川・岩場など色々なロケーションが楽しめます。
この先どんな出会いがあるのかと楽しみにしながら里見台辺りを歩いていたとき、どこからか「カチカチカチ」と音がしたので振り向くと、そこにはエゾリスがいました。
エゾリスは北海道を代表する生き物で、主にドングリやクルミの植物性や昆虫などを食べて生活しています。
昼行性の生き物ですが、動きが素早く、樹上にいることが多いので見つけるのは至難の技です。今回は、自らアピールしてくれたので見つけやすく、ラッキーでした。
可愛いエゾリスと別れを告げ、再び羅臼岳に向け出発。今回の登山は色々期待できるなと思いながら、第一の壁を登っていると今度は可憐な花たちが目に飛び込んできました。

この花は、キリンソウです。キリンソウは、漢字で書くと「黄輪草」となります。
和名の理由は、黄色の花が輪状に咲くからだそうです。分布は北海道から本州、四国、九州と幅広く見れる植物ですが、私はこの花が大好きです。
結局、動物や植物を見るのに時間を使いすぎてしまったので、屏風岩の雪渓まで行って引き返すことにしました。
羅臼温泉登山道はこれから徐々に、高山植物も咲き乱れる時期へと突入しますので、ぜひ羅臼岳に登って、生き物探しをしてみて下さい。
※7月の羅臼岳の様子はこちらで確認(屏風岩や泊場上の雪渓ではアイゼン、ピッケルが必要です)

知床財団 もてぎ