8月28日【羅臼湖巡視】自然情報
2014年9月4日
みなさんこんにちは。
8月下旬の羅臼湖登山道の様子をお伝えします。
二の沼の笹薮に、隠れるようにエゾオヤマリンドウが咲いていました。
また、4の沼ではサワギキョウが沼を縁取るように咲いていました。
こちらはウメバチソウです。
高山の湿地に生息するとされています。この花を見ると、秋の気配を感じます。
秋の気配を感じているのは私だけではないようで、実りもぽつぽつと顔をのぞかせはじめています。
今年は、ハイマツの実が豊作のようです。
ヒグマやシマリスなど、多くの野生動物のお腹を満たしてくれる事でしょう。
早速、誰かがハイマツを食べたようです。一体どの野生動物でしょうか?(人かもしれません。)
この日は地元小学校の遠足日でした。
羅臼湖のような美しい場所が、故郷である事をうらやましく思います。
~お知らせ~
現在羅臼湖では、植生保護のための新ルートの建設とそれに伴う木道、歩道改修作業が進められています。
撤去した旧木道などが積まれた箇所がありますが、通行には支障がありません。
また、ヘリコプターによる資財の搬送作業も行われます。
ご協力とご理解の程を、どうぞよろしくお願いいたします。
- 行く前にチェック→羅臼湖ルール
【自然情報】
植物:サワギキョウ、ウメバチソウ、エゾオヤマリンドウ、アキノキリンソウ、ワタスゲ(綿毛)ツルリンドウ
環境省 上村