1月15日【シロサケ死体残留調査】情報
2014年1月16日
羅臼自然保護官事務所では、シロサケ死体残留調査を行っています。
写真は、1月15日現在の羅臼川河口付近。
寒さも厳しさを増し、一部に結氷が見られるようになりました。
この日の調査では、オオセグロカモメやシノリガモ、ハシブトカラスを発見。
オオハクチョウも休みに訪れています。
海から遡上したシロサケは、産卵を終えると河川で息絶えます。その後は
海ワシをはじめとするさまざまな野生生物の餌資源となる”ホッチャレ”になります。
羅臼町内の複数の河川で、ホッチャレがどの程度残っているのか調査を行っています。
希少種であるオオワシ、オジロワシが利用できる冬期の餌資源量を把握することが目的です。
写真のホッチャレは水深が深い位置にあるため、鳥類の餌にはなりませんが水生昆虫などの餌になり、やがて分解され土壌に還ります。
遡上シーズンは終了しましたが、海ワシ類の餌資源となりうるホッチャレがどのくらい確認出来るのか引き続き調査を行っていきます。
調査中、イチョウの葉のようなかわいい足跡を発見しました。
カモメ類の足跡です。
【自然情報】
鳥類:オオセグロカモメ、シロカモメ、オオワシ、オジロワシ、カワガラス、オナガガモ、カワアイサ、マガモ、ホオジロガモ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
環境省 上村