7月3日【羅臼湖巡視】情報

2012年7月3日

羅臼湖へ行って来ました。

この日の羅臼湖はとても霧が多い天候でした。晴れの日もとても綺麗なのですが、霧の風景も幻想的です。

巡視では、いろいろな植物を観察する事ができました。

上の写真は羅臼湖付近で観察されたオオバタチツボスミレ
3の沼で観察できたイソツツジ

しかし近年エゾシカが高山帯まで分布域を広げ、羅臼湖周辺でも多くの食害が確認されています。

昔はアヤメがたくさん咲いていた場所でも、現在では一部でしか咲かなくなっているという話も聞きました。
エゾシカの問題は、今後さらに力を入れて取り組んでいかなくてはいけない課題です。

羅臼湖周辺には希少な湿原植生が残されています。

<羅臼湖巡視で観察できた動植物>
鳥類:ツツドリ、ビンズイ、ウグイス、シジュウカラ、アオジ、ルリビタキ、ギンザマシコ、マガモ、オオジシギ、アカハラ、クロジ、ウソ
植物:[在来]ウコンウツギ、エゾスカシユリ、ウツボグサ、ウスイロスゲ、ハクサンチドリ、ヒオウギアヤメ、スズラン、ゴゼンタチバナ、ヒメイチゲ、ワタスゲ、チシマウスバスミレ、ミツバオウレン、ヒメシャクナゲ、ショウジョウスゲ、ミツガシワ、ウラジロナナカマド、オオバタチツボスミレ、マイヅルソウ、ヒメマイヅルソウ
[外来]シロツメクサ、コウリンタンポポ
哺乳類:キタキツネ

環境省 菅原