11月17日【オオワシ・オジロワシ飛来状況調査①】情報

2010年11月17日

1月中旬から4月上旬にかけて知床に飛来するオオワシ・オジロワシの飛来状況を把握する調査を、ウトロ・羅臼自然保護官事務所合同で行っています。

この調査は、ロシアなど北で夏を過ごし、冬になりエサを求めて南下してくるワシを数える調査です。
生息範囲が限られた彼らは希少な鳥類で、環境省は保護の取組を進めています。
この調査は、それらの基礎データになります。
また、定期的な観察は、怪我や病気などで衰弱した異常個体の早期発見にもつながります。

週1回、ウトロ・羅臼合同で行うこの調査。
湯ノ沢~羅臼川河口、於尋麻布漁港~相泊まで約35kmの区間が羅臼自然保護官事務所の担当です。

今年度初となる第1回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ0羽
オジロワシ7羽

飛来する姿が確認できるようになってきました。

調査を行っている様子です。

<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ウミネコ、ミツユビカモメ、ユリカモメ、エゾアカゲラ♂、スズガモ、シノリガモ、ヒメウ、カワガラス
哺乳類:エゾシカ

環境省:後藤