11月12日【熊越の滝】巡視情報
2010年11月16日
今回の巡視の主な目的は、水鳥飛来状況の調査です。
この時期、熊越の滝にはカモの仲間が飛んできています。
さて、何しにくるのでしょう??
それは、日本で冬を越しにくるのです。
主に日本より北の国から渡ってきて、日本で冬を過ごし、冬が終わると、繁殖のために再び北の国へ飛んでいくのです。
その中に、カモなどの水鳥がいます。
そして、主にその水鳥が保有していることがあるのが、「鳥インフルエンザウィルス」。
近年、高い病原性をもたらす「高病原性鳥インフルエンザウィルス」は日本各地でも問題となっています。
その発生を防ぐため、さまざまな対策がされていますが、私たちも、日頃から飛来してくる鳥達に異常がないかを確認する調査を行っています。
今回の調査では異常は見られませんでした。
野生の鳥が死んでいてもすぐに「鳥インフルエンザ」を疑う必要はありませんが、みなさんの周りで万が一、同じ場所でたくさんの鳥が死亡していたら、すぐに近くの都道府県または市町村役場にご連絡をお願いします。
また、死亡個体には絶対に素手で触ったりしないようにしてくださいね。
<熊越の滝で見られたもの>
鳥類:カワアイサ、スズガモ、カイツブリ?、コガモ、オジロワシ(成鳥1羽)、オオタカ?、エゾオオアカゲラ♂、ヤマセミ、ヒガラ、シマエナガ、カワガラス
ほ乳類:エゾシカ
環境省:後藤