シャチ、漂着。
2010年10月31日
昨日(30日)、ビジターセンター宛に町民の方から連絡が入り現場へ駆けつけると、海上にプカプカ浮かぶものが…。
それは、シャチでした。
この個体はメスで、体重はなんと2.4t。体長は約5.5メートルもありました。
クレーンでつり上げ、大型トラックに乗せて搬送、と、すべて大がかり。
なぜ死んでしまったのか、理由はまだよくわかりません。
生き続けられなかったのは、生き物としてとても残念なことですが漂着した海獣類の個体は私たち人間にとっては、貴重なデータにも成り得ます。
このシャチは、この後、研究者の方々の手によって計測、解体、サンプリング(必要な体の部分を採取し、分析)され、シャチの生態を知る上での大事な記録として、残されていきます。
羅臼へ立ち寄ってくれて、ありがとう。