10月13日【セイヨウオオマルハナバチ防除】巡視情報

2010年10月14日

紅葉の色鮮やかな葉も徐々に落ち始め、冬に近づいています。
でも暖かい日が差す日中には、マルハナバチはエサを探して飛んでいます。
今回羅臼町内で行ったセイヨウオオマルハナバチ防除巡視でも、3頭を捕獲しました。

今回捕獲した中に、オスバチがいました。
さて、オスバチとメスバチの違いはどこにあるでしょう。

大きさはあまり変わりませんよね。

女王バチや働きバチはすべてメス、というのはご存じでしょうか。
また、メスバチには針がありますが、オスバチに針はありません。
それ以外にも、後ろ脚の「脛節(けいせつ)」という部位の形状がよく見るとオスとメスでは違うようです。

こういった細かい形状の違いからも、オスとメスが見分けられます。
またその違いから、生活様式や役割などに違いがあるということも分かります。

今回は、セイヨウオオマルハナバチの他に、ホソバウンランという外来植物の駆除も行いました。

次の世代の種が残らないよう、そしてこれ以上の拡大を防ぐため、引き続き駆除と監視を続けていきます。

<羅臼町内で見られたもの>
鳥類:オオセグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメ、ウミウ、シノリガモ、カワガラス、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
植物:[在来]エゾオグルマ、ヤマハハコ、コウゾリナ、ナギナタコウジュ
   [外来]アメリカオニアザミ、セイヨウノコギリソウ、ムラサキツメクサ、シロツメクサ、ヒメジョオン、フランスギク、セイヨウタンポポ、ヨモギギク、ユウゼンギク、ホソバウンラン
昆虫:[在来]エゾオオマルハナバチ、シュレンクマルハナバチ
   [外来]セイヨウオオマルハナバチ

環境省 後藤