10月8日【野付半島・野付湾鳥獣保護区】巡視情報

2010年10月8日

野付半島の巡視に行ってきました。
標高が低いため、秋の草花やアッケシソウがまだ残っていますし、一面に広がるススキもちょうど見頃ですよ。

普段は知床の巡視が中心ですが、秋になって水鳥が渡ってくる季節になると、知床半島の基部方面に位置する、野付半島の鳥獣保護区巡視にも力を入れています。巡視頻度を上げる理由としては、野鳥などの間で病気が蔓延するのを事前に防ぐ意味や、鳥獣保護区看板の破損確認(野付は強風が吹きます)また、まずありませんが、鳥獣保護区内で密猟が起きていないか・・などの見回りも兼ねています。

ちょっと話が堅くなりましたが、一年を通して気軽に野鳥や草花、美しい景色が見られる野付半島は常にオススメ出来るスポットと言えましょう。北海道をドライブする方は是非足をのばしてみてください。

半島の基部付近で撮影したススキ草原。7月はエゾカンゾウ、8月上旬はノハナショウブが同じく視界一面に広がる、写真スポットです。

〈野付半島でみられたもの〉
鳥類:トビ、ハシビロガモ、アオサギ、オナガガモ、スズガモ、マガモ、ハヤブサ?、タンチョウ成鳥4羽、オジロワシ3羽、ウミウ、ベニマシコ、ユリカモメ
植物:エゾカワラナデシコ、コウゾリナ、ハマナス(花、実)、ハチジョウナ(外来)、ヤナギタンポポ、エゾフウロ、エゾオグルマ、アッケシソウ、イヌゴマ、ススキ、シロツメクサ(外来)、ムラサキツメクサ(外来)

環境省 木村