10月7日【セイヨウオオマルハナバチ防除】巡視情報
2010年10月7日
セイヨウオオマルハナバチってご存じですか?
丸くて毛がふさふさしているマルハナバチの仲間ですが、セイヨウオオマルハナバチは外来種です。
とても力が強いセイヨウオオマルハナバチは、営巣場所やエサとなる花の競争で日本在来のマルハナバチを負かしてしまいます。
また、日本在来のマルハナバチとの交雑や、外来の寄生生物の持ち込みなども心配されています。
私たちは、これ以上セイヨウが増えないように普段から防除活動をしていますが、特にこの時期のセイヨウ捕獲には力をいれています。
秋には、来年春、冬眠から目覚めて卵を産む新女王バチが飛び回っているからです。
新女王バチ1頭を捕獲すれば、来年の春生まれるであろう数千頭の働きバチと100頭の女王バチの出現をおさえることができます。
みなさんの周りでもセイヨウオオマルハナバチが飛んでいるかもしれません。
<羅臼町内で見られたもの>
植物:[在来種]エゾオグルマ、ヤマハハコ、コウゾリナ、ナギナタコウジュ
[外来種]アメリカオニアザミ、セイヨウノコギリソウ、ムラサキツメクサ、シロツメクサ、ヒメジョオン、フランスギク、セイヨウタンポポ、ヨモギギク、ユウゼンギク
鳥類:オオセグロカモメ、ウミネコ、ウミウ、シノリガモ、カワガラス、シマエナガ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
昆虫:エゾオオマルハナバチ
環境省 後藤