6月23日【羅臼岳】巡視情報

2010年6月24日

本日は、羅臼岳巡視に行ってきました。

現在、羅臼側の登山道では、ヒグマの出没が多数目撃されています。
ヒグマとの事故を未然に防ぐためにも、不意な遭遇を避けること(鈴を身につける・見通しの悪いところは声を出すなど)や、クマスプレーの携行など、ヒグマ対策を必ず行いましょう。

また、ヒグマに人間の食べ物の味を覚えさせないためにも、
食料は体から離さないこと、野営時にはフードロッカーを使用するなどしましょう。
誤った行動や判断は、自分の身に危険がふりかかると同時に、仲間やあとから訪れる人に危険を及ぼしかねません。

事前にヒグマへの対処法を身につけ、情報収集を行ってから、入山しましょう。

羅臼岳の情報は羅臼ビジターセンター、知床自然センター、知床世界遺産センターで得ることができます。ぜひ、お立ち寄り下さい。

登山口にある入林箱に注意看板を設置しました。

まだ雪渓も残っています。アイゼン、ピッケルは必携です!
可憐な立ち姿 ハクサンチドリ

〈羅臼岳で見られたもの〉
鳥類:カッコウ、ツツドリ、アオバト、アマツバメ、カワガラス、キセキレイ、コゲラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ウグイス、エゾムシクイ、キビタキ、ルリビタキ、ミソサザイ、コマドリ
植物:チシマザクラ、エゾシモツケ、キバナシャクナゲ、コヨウラクツツジ、エゾコザクラ、アイヌタチツボスミレ、タチツボスミレ、ヒメイチゲ、マイヅルソウ、エゾクサイチゴ、エゾエンゴサク、ミツバオウレン、ハクサンチドリ、ミヤマハタザオ、ミヤマハンショウヅル、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、コンロンソウ、オドリコソウ、ハイキンポウゲ、イナモリソウ

環境省 後藤